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木材は健康によい
森林浴が健康に良いといわれてブームになっているように、樹木には人を元気にする不思議なパワーがあります。とりわけ、私達日本人は木のもつ優れた家づくりに生かしてきました。木をうまく取り入れた住まいは、安全で快適なだけでなく、住んでいるうちに健康になれるともいわれますが、そこはこんな特性があるからです。
木は、見た目にも実際触れても、鉄やコンクリートに比べ温もりを感じます。それは、木が断熱性に優れているからです。木材の内部には空気の入った無数の細胞があり、その空気が熱を遮断しています。密度の高い木材ほど断熱効果は低く、密度の低い木材ほど断熱効果は高いということです。
木の強度を他の素材と比較するとどうでしょうか?一般的には鉄が強いとイメージされていますが、単位重量あたりの強度ではなんと木材のほうが強いのです。また、木材は鉄に比べ火に弱いと思われがちですが、太い断面を持つものは表面の炭化作用により、芯まで燃えにくく熱で強度を失う鉄よりも長く持ちこたえられるというわけです。
木は受けたショックをやわらげるだけではなく、音や紫外線をも吸収します。昔から楽器には木が多く使われてきたように、音を吸収しまろやかにする効果があります。また、光を乱反射するとともに紫外線を吸収する働きがあり、目にやさしいことがわかっています。
木の幹の組織を顕微鏡で見てみると、細長いロープ状の細胞が無数に集まりひとつの束になっていることがわかります。この構造は蜂の巣に似ていることから、ハニカム構造と呼ばれていますが、それが木が曲げやねじれなどに強い理由であり、適度にしなやかで弾力のある秘密です。細胞がばらばらに切断された合板の場合は、しなやかさや弾力性などは劣ります。
   
 
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